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2020年1月
はろこみ手帳部発足
ワーママはるさんをハブとするオンラインコミュニティ「はろこみ」内に、手帳継続・活用のためのグループ「手帳部」が誕生しました。
メンバーは、子育てをしながら働くワーキングマザー、ファーザーが中心の約100名。
毎月手帳を使って目標の振り返りを一緒にしたり、手帳のより良い活用方法を共有したりするのが主な活動です。
毎日忙しくしていると、目の前のことや他人の価値観に左右されがち。
でも、毎月手帳で1カ月を振り返ることで、「何もできていないと思っていたけど、実はこんなにできていた」と自己効力感がアップしたり、「自分にはこういう傾向があるんだ」と自己理解が深まったり。「手帳っていいよね~。仲間がいるから続けられる!」と話していました。
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2020年7月10日
誕生のきっかけ
きっかけはワーママはるさんの一言。
手帳部の皆さんのノウハウ入れて、来年の手帳作ったら……なんて着想しました
その一言に手帳部のみんなの「やってみたい!」のコメントが相次ぎました。
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2020年7月末
キックオフミーティング開催
月末に早速キックオフミーティングを開催し、プロジェクトメンバー編成、スケジュール策定、手帳の中身の作成、印刷会社の選定、販売経路の検討など、あらゆることが一気に進んでいきました。
手帳が好きといっても、制作メンバーは誰一人手帳を作ったことはありません。それどころか、オンラインコミュニティのため、直接会ったことがないメンバーがほとんど。
お互いの仕事のスキル・経験も知らないまま、すべてがリモートかつ手探りの手帳制作が始まりました。
関わったメンバーは総勢34名。
ディレクション、手帳の中身、デザイン、印刷、販売、宣伝、手帳習慣の継続応援の7チームに分かれ、さらにコアメンバー・サポートメンバーに分かれて制作を進めることになりました。プロジェクトマネージャー、デザインや編集、販売、印刷、 FPなど各分野のスキルを持ったメンバー、そして何より全員の「良いものを作りたい」という熱い想いが集まり、チームの力で手帳制作が進んでいきました。
プロジェクト管理ツール「Trello」を使って進行管理 -
2020年8月
怒涛の手帳制作
製作期間は、わずか3カ月。
すべてが突貫工事で行われました。今回の手帳のメインコンテンツとなるのが、自分軸を見つけて育てるためのワーク。
中身チームがアイデアを出し合いながら試行錯誤し、モニターとブラッシュアップを続けてついに8つのワークを完成させました。また、手帳としての使いやすさにもこだわりました。特に推敲を重ねてたどり着いたウィークリーページは、思い入れのあるオリジナルデザインです。
初回ということで、部数は500部限定。
少ない部数、しかも180度パタンと開く糸かがり綴じ製本は譲れない条件だったため、対応してくれる印刷会社を探すのも一苦労……。印刷チームの奮闘により、奇跡的に残った1社に発注できることになりました。紙の選定も試行錯誤。
予算の範囲内で、裏抜けせず、書き心地の良い最高の紙を選ぶために、いろいろなペンで何度も試し書きをして決定しました。いろんなペンで書き心地や裏抜けをチェック -
2020年9月下旬
ある疑惑が浮上
何とか入稿までこぎつけたものの、こだわりの1つである「180度パタンと開く」が実現できないかも? という疑惑が浮上。
もともとは1枚の紙が本体を包み、表紙、背表紙、裏表紙なる形でも十分開くということでした。しかし、強度を保つために表紙の厚さを少し厚くしたため、180度開きっぱなしにするには手でギュッと押さえないと難しい。そしてそれを繰り返すと背表紙が傷むかも……と印刷会社から話がありました。
どのページも180度パタンと開く手帳を目指していたのに、印刷会社は「180度近く開きやすくなっていれば良い」との認識だったようです。わたしたちの熱い想いが伝わりきっていなかった……。
「包む処理」と「テープ処理」の違い やはり1枚の紙で包む方法では「180度開く」が実現しないことがわかり、急きょテープ式の製本に変更することに。ただの紙テープだと見栄えが悪いので、ファイバーテープで背表紙を処理してもらうようお願いすることにしました。
1週間納期は遅れるものの、対応してくれるとのことでほっと一息。
「180度パタンと開く」が何とか実現しそう……! -
色校出校、色が違う!?
制作工程も最終段階。
実際の印刷機と用紙で印刷された試し刷り(色校)が届きました。届いた色校を見てびっくり!
想定していたインク色と、だいぶ異なる印象で印刷されてきたのです。印刷会社曰く「家庭用プリンターと異なり、指定した色が印刷されても、時間が経つとどうしても違う色になってしまう」とのこと。
そこで、指定したインクと印刷されてきたインクの色から、他のインクだとどういう色で印刷されるかを研究し、数パターンの想定を作成。再度理想の色に向けて色校を出し直しました。
理想の「自分軸色」を追い求めて…… 結果、2回目の色校でついに思い通りの色が……!
冷や汗をかいたぶん、喜びもひとしおでした。 -
2020年10月1日
自分軸手帳発売日
自分軸手帳の発売日。
実は、まだ手帳として刷り上がっていない中での発売でした。お昼の12時に発売開始。
プロジェクトの開始から毎週定期ミーティングを行っていましたが、発売日には参加できる全員がミーティングに参加し、ドキドキしながらそのときを迎えました。すると、何ということでしょう!
わずか10分ほどで、予定していた500部が完売してしまったのです!慌てて印刷所に確認を取ったところ、1,000部までは対応してくださるとのこと。急きょ部数を増やし、1,000部まで販売することに。
追加分も含めて発売から6時間で完売という素晴らしい結果となりました。
制作は短期間ながらも最高の仕上がりに!
自分軸手帳の製作秘話は、こちらもご覧ください。
- 自分軸手帳公式note:自分軸手帳制作秘話
- プロジェクトマネージャー京野誠:自分軸手帳★裏チャンネル
自分軸手帳制作メンバー
自分軸手帳の仕様を決めたり、印刷会社とやりとりしたり、デザインしたり、編集したり、販売計画を立てたり。
自分軸手帳の制作に携わっているメンバーをご紹介します!

手帳を通じて、「自分らしく楽しく生きる」人を応援するために、手帳部を主宰。「自分ひとりでがんばらない」を合言葉に、仲間の力で手帳が続く場を提供しています。

自分軸手帳が生まれたオンラインコミュニティ、はろこみのハブ的存在であり、自分軸手帳のスペシャルアドバイザー。第2の職業人生模索+サバティカルタイム中。著書『やめる時間術』(実業之日本社)、『ライフシフト習慣術』(フォレスト出版)発売中。