自分軸エピソード

【開催レポート】エンゲージメントを高めるコミュニティ運営セミナー(OSIRO様主催)

2026年1月27日、
コミュニティ専用オウンドプラットフォームOSIROを提供するオシロ株式会社様にて、コミュニティオーナーおよびコミュニティマネージャーの皆様に向けたセミナーに、自分軸手帳部代表の一番ケ瀬が登壇いたしました。

本レポートでは、当日の様子とともに、「参加者が自ら動く組織・コミュニティ」を作るためのアプローチについてお伝えします。

1. 開催の背景:コミュニティ運営者が抱える課題とリソース不足

コミュニティや組織を立ち上げたものの、以下のような壁にぶつかる運営者は少なくありません。

  • メンバーが自分から主体的に参加、行動、交流をしない
  • 運営負荷が高く、自転車操業になっている
  • ROM専(見る専門)メンバーの様子がつかめない
  • 退会率(離脱率)が高い

単独や少人数で運営を担うオーナーは、労働集約的かつ感情労働になりやすく、リソース不足から改善に着手できないという構造的な課題を抱えています。

自分軸手帳部では、OSIRO内でも約400名規模のメンバーが在籍する比較的大規模なコミュニティです。交流目的、見る専門など、多様な参加形態を提供しながらも、年齢や職業などの属性の異なる多様なメンバーが高頻度でコミュニティにログインし、自ら発信や他コミュニティメンバーと積極的に交流するなど、高いエンゲージメントを実現しています。また、サポーター制度の確立など、運営者の負荷を適正化しながら自走化する仕組みも実装しています。今回はプラットフォーム提供側ではなく、日々現場で泥臭く試行錯誤する「同じオーナー側の視点」から、コミュニティの熱量を上げ、行動を生み出す具体的な仕組みをシェアいたしました。

2. 提供したソリューション:コミュニティメンバーのライフサイクルと行動を生み出す階段設計

セミナーは「レクチャー」と「自己診断・課題改善ワーク」の2部構成で実施しました。レクチャーでは、コミュニティ入会から卒業までのライフサイクルを説明し、ステージごとに行う施策と、エンゲージメントを上げ、行動を生み出す階段設計を解説しました。

  1. 目的と心理的安全性 行動の土台作り。心理的安全性は自然発生するものではなく「意図的に作り、維持するもの」であること 。
  2. 熱量と継続を生む階段の設計 「見る専門」から抜け出すための極小ハードルの設定。「代理経験(あの人ができるなら)」や「役割と貢献」を通じた自己効力感の育成 。
  3. 主観とデータによる健康管理 ログイン率やリアクション率など、感覚に頼らないデータを用いた組織の定点観測と介入 。

3. 「知っている」を「できる」に変えるエクササイズと対話

後半のワークショップでは、参加者の皆さんにご自身のコミュニティの課題とそれに対する改善方法を書き出していただきました。

コミュニティ運営は日頃から労働集約的になりがち。コミュニティオーナーやコミュニティマネージャーは、常にやることに追われています。課題があることは知りつつも、なかなか改善策を考える時間が取れないのも多くのコミュニティに共通する実情です。そこで、ワークショップでは課題とそれに対する改善案を書き出していただき、一番ケ瀬が各テーブルを巡回して言語化に挑んでいただきました 。

当日参加してくだった顔ぶれは、様々。立ち上げ1ヶ月のコミュニティと数年経過したコミュニティでは、課題のフェーズが根本的に異なります。また、課題の内容も、戦略設計や収支設計に悩むケースから、ROM専対策に悩むケースまで、千差万別でした。

自分軸手帳部では、コミュニティの目的設定と立ち上げ、参加者の行動を引き出すコミュニティ設計、熱量が偏らず心理的安全性のある空気づくり、コスト計算と熱量醸成のためのオフラインとオンラインの施策の組み合わせ、価格や内容改訂に伴う顧客コミュニケーションなど様々なノウハウを蓄積しており、各種課題の深堀りが可能です。

全体に向けたノウハウのレクチャーによって、「自分たちのコミュニティの課題がどこにあるか」という現在地の把握(解像度の向上)には大きな効果がありました。しかし、それを「明日からの具体的な行動」に落とし込むためには、その後の質疑応答や、各テーブルを巡回して議論の深堀りが不可欠でした。

コミュニティや組織の課題解決において、「知っている」を「できる」に変えるためには、知識だけではなく伴走支援が必要であることを、私たち自身も改めて確信する場となりました。

4. 主催者(オシロ株式会社様)からの声と今後の展

イベント終了後、主催のオシロ株式会社からは非常に示唆に富むフィードバックをいただきました。

  • コミュニティ立ち上げ初期は、機能の活用の促進と同じくらい、参加するメンバー同士の関係性構築を意図的に設計することが重要。
  • メンバー同士の“共通言語”があることで、短時間でも深い対話が生まれる
  • 運営からの一方向のインプットではなく、「自分ごと化される設計」がメンバーの満足度を大きく左右する

「参加者が多くの学びを持ち帰ったのはもちろん、オシロのメンバーにとっても非常に学びの多い時間でした。
特に『心理的安全性』のお話は、コミュニティの中だけではなく、会社の組織マネジメントにも通ずるヒントがあった」との感想があがっています。

5. 法人・団体様へ:自分軸チームが提供できる価値

「箱だけ用意しても人は動かない」。コミュニティ運営も、企業内の組織マネジメントも本質は同じです。心理的安全性を担保したうえで、小さく踏み出せる環境設計、主観とデータによる組織の健康管理をすることで、コミュニティや組織は動き出します。

自分軸手帳部が6年間で培ってきた「人が自ら動く場づくり」のノウハウは、コミュニティ運営にとどまらず、企業のチームビルディングにも応用可能です。

【ご提供可能なサービス】

  • コミュニティ運営コンサルティング(立ち上げ・エンゲージメント改善・個別伴走支援)
  • 法人向け組織開発研修(チームの心理的安全性構築、自律型人材の育成、本音を引き出すワークショップ)

「メンバーの主体性を引き出したい」「組織のエンゲージメントを高める具体的な一歩が知りたい」という法人担当者様・コミュニティ運営者様は、ぜひ一度ご相談ください。

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