自分軸エピソード

自分軸で生きると、人生が整う。手帳で起こる5つの変化

毎日がんばっているのに、心のどこかが満たされない。
やるべきことはこなしているのに、「これでいいのかな」と感じる瞬間がある。

そんなとき、私たちはつい「もっと頑張らなきゃ」「時間の使い方を見直さなきゃ」と思いがちです。
でも、本当に必要なのは“努力”ではなく、「自分軸」――自分の価値観を軸に生きることかもしれません。

日々の中で自分の気持ちや行動を手帳に書き出していくと、少しずつ「私らしさ」が輪郭を持ちはじめます。それは、自分にとって本当に大切なことが見えてくるサインです。

ここからは、自分軸手帳を使う人たちの声をもとに、「自分軸で生きる」ことでどんな変化が生まれるのか、5つの視点からご紹介します。

1.自分にとって大切な価値観が分かる

手帳に「今日心が動いたこと」や「気持ちが明るくなったこと」、または「嫌だったこと」を書き出していくと、自分軸、つまり自分の価値観や傾向が見えてきます

たとえば・・・

朝家族よりも先に起きて、静かな時間に本を読むのが幸せ!という人もいますし、朝はギリギリまでお布団で過ごせたら最高!という人もいる。
仕事で嫌なことがあった時、友人とおしゃべりしたら元気になれた。という人もいるでしょう。でも、とことん一人で好きな漫画を読んでいるうちに、嫌なことを忘れられる人もいるはずです。

どちらが正解というわけではなく、自分が何に喜びを感じるかを知ることが、自分軸の第一歩
小さな「好き」や「苦手」を丁寧に拾うことで、自分の大切にしたい価値観が見えてきます。

2.他人と比べて落ち込まなくなる

自分の価値観が明確になると、自然と「他人と比べる癖」が減っていきます。

「毎朝5時に起きて勉強しています」という人を見ても、「私は夜の方が集中できるタイプだから、無理に真似しなくていい」と思えるようになる。
SNSですごいなって思える人がいても、その人にも自分と同じようにきっと「好きなこと」と「嫌いなこと」がある。

他人のやり方に合わせなくても、自分には自分のリズムがある。それを理解できるようになると、焦りや劣等感がやわらいでいきます。
自分のペースで生きていい。自分にとって大切なものを大切にしたらいい。そう心から思えること――それが自分軸の力です。

3.やるべきことに追われなくなる

仕事、家事、子育て、役割の数だけ“やるべきこと”があります。けれどすべてに100点を目指すと、息が詰まってしまう。

自分軸を持っている人は、「本当に大切なこと」に時間とエネルギーを注ぎます。すると不思議なほど、毎日が軽くなるのです。

掃除も片付けも、食事の用意も、子どもの宿題サポートも全部やらなきゃ・・・!そうやって「全部ちゃんと」を目指していた方も、家族とのコミュニケーションを大切にしたいという価値観が明確になることで、自然と家事をサポートしてくれる家電を導入したり、一人で抱えずに人を頼ったり・・・。

そんな風に、「やりたいこと」を叶えるための手放しや引き算が起こります。
手帳は、頑張りすぎている自分に「本当に必要?」と問いかけてくれる存在。
優先順位を見直すことで、日々の余白が少しずつ戻ってきます。

4. 迷わずご機嫌でいられる日が増える

自分を理解できるようになると、「どうすれば自分が元気になれるか」も分かってきます。

たとえば、
・疲れた日は家で静かに過ごす。
・モヤモヤしたら自然に触れる。
そうやって自分を回復させる方法を知っているだけで、心はずっと軽やかになります。

人に合わせて無理に元気を出そうとしなくても、自分の感情と上手につき合えるようになります。
「ご機嫌でいられる日が増える」ことも、自分軸の大きな効果です。

5.自分のことを好きになれる

日々自分と向き合いながら 「やるべき」よりも「やりたい」で選べること。自分の好きな時間、もの、人を毎日少しずつ増やしていくこと。
その積み重ねで「自分軸のある主体的な人生」が手に入ります。

以前は「今日も全部できなかった」と落ち込んでいたのが、今は「昨日より10分早く寝られた、よし!」と書けるようになるんです。

そんな風に毎日を過ごすことで、 前よりもっと自分のことが好きになっていきますよ。

終わりに

自分軸を育てることは、決して「自分勝手になる」ことではありません。

誰かの期待で生きるのではなく、自分の想いで日々を選ぶこと。
それが、自分軸手帳が大切にしている生き方です。

今日から、手帳にほんの一行でも「自分の気持ち」を書き留めてみてください。
その小さな一歩が、あなたの人生をやさしく整えるはじまりになります。