
「手帳を続けたいのに続かない…」
「最初はワクワクしていたのに、数週間で止まってしまう」
手帳にまつわるお悩みで、もっとも多いのが「継続」に関するものです。
ですが、続かない理由は「書き方が分からない」でも「性格の問題」でもありません。実は、自分の目的に合った続け方を知らないだけなんです。
自分軸手帳は、ただ予定を書くための手帳ではなく、気持ち・価値観・行動の記録を通して自分軸を育てていく手帳です。
だからこそ、1年間続けることで、「自分らしい選択ができる」「迷いが減る」「毎日が整う」などの変化を感じられます。
この記事では、自分軸手帳を1年続けるために大切な5つの秘訣をご紹介します。
今日からゆるっと始められて、ずっと続けられる。「あなたに合った続け方」を見つけてくださいね。
手帳を書く前に考えたい「目的」
手帳を続けたい――その願いの奥には、人それぞれの「なりたい自分」があります。
たとえば…
- 自分軸を見つけたい
- 毎日にゆとりがほしい
- 夢や目標を叶えたい
- モヤモヤを減らしたい
同じ「手帳を続けたい」でも、目的が違えば書き方も変わります。まずは、「手帳を書いてどんな自分に出会いたい?」と問いかけてみましょう。
ここから先は、目的別に使い方の秘訣をお届けしますね。

1)自分軸を見つけたい人へ:主語を「自分」に戻す
自分よりも他人を優先する優しさや責任感がある人ほど、手帳にも「家族の予定」「職場のタスク」が並びがちです。
けれど、自分軸を育てたいなら、まずは主語を“自分”に戻しましょう。
たとえば、
「子どもにお弁当を作る」
→「私は朝の時間を穏やかに過ごしたい」
「上司に報告する」
→「私は安心して仕事を進めたい」
そんな風に「私」を主語にすると、自分の本音や理想の時間の使い方が見えてきます。自分を後回しにせず、「私はどうしたい?」から始めてみましょう。
2)時間に追われている人へ:まず「時間の見える化」を
「毎日忙しくて、自分の時間がない」と感じているなら、最初にやるべきは“改善”ではなく、“把握”です。
今日一日、どんな時間をどんな気持ちで過ごしたかを書き出してみましょう。
すると、
- 無意識にスマホを見ている時間
- 気を使いすぎて疲れる時間
- 心が満たされる時間
が見えてきます。
時間の棚卸しをすると、「どこを減らせば楽になるか」が分かり、「追われる毎日」から「選ぶ毎日」へと変わっていきますよ。

3)夢や目標を叶えたい人へ:小さな行動を積み重ねる
自分軸手帳には、毎月の「目標と振り返り」ページがあります。
夢や目標を形にしたい人は、ここを味方につけましょう。
ポイントは、「目標を立てたら、振り返って修正する」こと。
最初から完璧を目指さず、「今月はここまで進めた」「少しずつ形になってきた」と記録するだけでOKです。
もし途中で迷ったら、自分に問いかけてみましょう。
・この目標が叶ったら、どんな気持ちになる?
・その未来は、自分が本当に望むもの?
「やりたい」が「やるべき」に変わってしまったときこそ、自分軸に立ち戻るタイミングです。
4)モヤモヤしている人へ:頭の中を「書き出して手放す」
「イライラする」
「なんとなく不機嫌」
そんなモヤモヤは、心の中にため込むほど大きくなります。
そんなときは、手帳に思いつくまま書き出してみましょう。
「仕事のメールが気になって休めない」
「やらなきゃと思っていたけど、本当はやりたくない」
書きながら気づくことがあります。
それは「頑張りすぎていた自分」や「本当はこうしたかった」という本音です。
手帳に書き出すことで、感情が整理され、頭と心の中に「余白」が生まれます。

5)手帳が続く人がやっている「ひとつの習慣」
どんな目的で手帳を使う人にも共通するのが「手帳タイム」を定期的に確保していること。
週1回でも10分でも構いません。
週末の朝、カフェで1杯のコーヒーを飲みながら。
平日の夜、子どもが寝た後に5分だけ。
「自分のために手帳を開く時間」を、予定としてスケジュールに入れてしまいましょう。
それは、自分を大切にする習慣をカレンダーに刻む行為です。
書くことで出会う「新しい自分」
手帳を続けるコツは、書き方を覚えることではなく、「書く目的」を思い出すこと。
手帳は、あなたの気持ち・時間・夢を整える鏡です。
そのページを通して出会うのは、「他人の理想」ではなく、本当の自分です。
自分軸手帳で自分の毎日を見つめるうちに、きっとこう感じるはずです。
「書くって、楽しい」
「私は、私の毎日を生きている」
その実感こそが、手帳を続ける最大のモチベーションになるはずです。
さあ、今日も手帳を手に取って目的に合わせて使ってくださいね!


