自分軸手帳の書き方ガイド

24時間の棚卸しワーク書き方ガイド

24時間の棚卸しワークとは?

時間を「見える化」し、使い方を見直すワークです。 今の時間の使い方を客観視するために、自分軸手帳で最初に取り組んでいただきたいワークです。
1日は誰にでも平等に24時間しかありません。そして時間をどう過ごすか、どう使うかこそが、人生そのものです。

つい「時間がない!」と思いがちですが、そもそも時間は誰にとっても平等にあること、これをどう配分していくかで人生が変わるということをこのワークで意識をして、実際に時間をどう使うかを考えていきましょう。

見える化してみると、自分の望んでいない時間の使い方が見えてきて「こうしたらいいかも?」というアイデアが出てきたり、「本当はこうしたかった!」と望みも出てきますよ。

24時間の棚卸しワークに取り組んでみよう

このワークはStep1からStep3まで、3つのステップに分かれています。

Step1 時間を記録します。24時間、もしくは特に見直したい時間帯を3時間だけ記録してみましょう。

【24時間を棚卸しする場合】

まずは今の自分が何にどれぐらい時間をかけているかを知ることから始めましょう。

記入欄は5日分あります。ポイントは、「具体的な1日をありのままに書く」こと。「平日は6時に起きて7時に朝食を食べて8時に出勤」のように、パターンで振り返ると、小さな出来事や感情の起伏を見逃してしまいがちです。

「7月3日(水)」のように、具体的な1日を記録することで、ふとした瞬間の幸せ、イライラやバタバタ、無駄が見えてきます。

【一部の時間を棚卸しする場合】

「朝のバタバタをどうにかしたい」「夕方になるといつもイライラしている」と具体的に課題のある時間帯がある場合には、一部の時間の棚卸しをしてみるのもおすすめです。

棚卸しをした時間を俯瞰で見て、何が困りごとのトリガーになっているのかを見つけてみましょう。

時間の記録、タイムログをとる時のポイント

  • ふせんで殴り書き→後から時間軸書き出す
  • LINEで一人グループを作って記録
  • 多少取れなくても気にしない

目的はきっちりログをとることではありません。振り返って自分がどう過ごしているのか、何を見直したらいいのかを見つけるためなので、多少抜け漏れがあっても大丈夫です。

Step2 どのような瞬間に幸せ・不幸せを感じたか記入してみましょう。

Step2は、Step1の結果から、どのような瞬間に幸せ・不幸せを感じたか記入してみましょう。ここで出たアイデアは、引き算のワークや足し算のワークのヒントにもなります。

Step3 Step3は、Step1と2の結果から、「どんな1日を過ごせたら理想かな?」を書き出します。

「通勤時間は本を読む」、「週末に作りおきをして平日の夜をゆっくり過ごす」など、自分軸で幸せを増やし、理想の1日を設計してみましょう。理想の1日を書いておくと、「どうしたら実現できるだろう?」と考えるきっかけになりますよ!

書く前に「とはいえ無理だしな…」と感じてしまう人は「今より10%よくするには?」という視点で書いてみると良いです。少しずつの変化でも、自分軸のある生活に繋がっていきます。

ワークに取り組んだ方の気づき

改めて通勤時間の長さに気づいた。ゆくゆくは転職も視野に入れつつ、まずはできるだけ充実した時間できるよう、耳読をしてみることに。

自分の時間は思っていたよりもあった。その時間をどう使うか、を考えるきっかけになった。

終わりに

お金はレシートやカード明細で何に使ったかわかりますが、時間を見える化するためには、タイムログをとるしかありません。アプリなど、うまくデジタルも取り入れながら、まずはタイムログに挑戦してみましょう。少しの時間でも気づきを得られますよ。

時間は人生そのものです。ワークを通して時間の使い方を見直しして、自分軸のある時間を過ごしていきましょう。