「自分のトリセツ」とは?
「自分軸を育てる」出発点にあるのは、“自分を知る”ということ。
自分軸手帳をかたわらに置きながら、自分の内側に耳を傾けるうちに、あなたは徐々に“自分”の輪郭や本質を徐々に理解できる(=自分を知る)ようになるでしょう。

「自分のトリセツ」は、そうやって理解できた自分を良い形で活かす方法を集めるためのページです。

「よし!ページを充実させるぞ!」と気合を入れると、ついつい「トリセツを作る」ことをゴールにしてしまいがちですが……あくまでもこのワークは、「自分の良さを存分に発揮し、日常を心地よく過ごす」ためのものであることをお忘れなく。ページに散りばめられたガイダンスや問いに向き合いながら、今すぐ活かせるあなただけのトリセツを作っていきましょう!
このガイドでは、以下のような順番で「自分のトリセツ」を書くためのヒントをご紹介していきます。
▶ 目次
・ はじめに|トリセツが必要な理由
・ 「自分のトリセツ」の構造
・ 書き方のヒント
・ こんなときどうする?陥りがちな3つの悩み
・ ワークに取り組んだ方の気づき
・ 終わりに
はじめに|トリセツが必要な理由

ご存知の通り、電化製品には取扱説明書があります。
たとえば洗濯乾燥機には、なんと「容量の6割まで」が洗濯乾燥機のベストパフォーマンスを引き出すと明記されていることも。「さっさと手早く終わらせたい!」と欲張った量を投入しても、結局汚れが落ちなかったり生乾きだったり……と、かえって効率が落ちてしまうなんてことは珍しくありません。
これは、人間も一緒。


「がんばらなきゃ」と思い込んで自分の疲れを誤魔化したり、苦手分野を勢いで乗り切ったりしようとした結果、周りにイライラをぶつけてしまったり、パフォーマンスが落ちてしまった……なんて経験、ありませんか?
- なんだかうまくいかない
- なかなか軌道に乗れない
- 時間が溶けてなかなか決められない
――そんな時、自分のトリセツがあれば、「いい感じの自分」を取り戻しやすくなるはずです。
「自分のトリセツ」の構造
どうしたら自分の日常がもっと良くなるんだろう?
自分の活かし方がわからない……
自分を乗りこなして、もっとぐんぐん加速したい!
―― 自分軸手帳ユーザーから漏れ聞こえるこんなお悩みに答えるべく、「自分のトリセツ」は以下のような構造になっています。

左ページでは、「日常で自分らしさを発揮しやすくなるパターン」を、段階ごとに言語化。
右ページでは、トラブルや落ち込みに備えた「気持ちのリセットボタン」。さらに、自分軸手帳を使いながら見つけた自らの価値観を書き溜めていく「自分軸の芽」というスペースをご用意しています。
「私はこういう人間だ」という理解に留まらず、「だからこう行動/判断したらいい」というもう一歩先のアクションにつなげていきます。
書き方のヒント

ここからは、ページに設けられた各項目の解説と書き方のヒントをご紹介していきます。
①自分を整える【充電スイッチ】

「がんばろう!」「始めよう!」と動き出すには、必要なエネルギーがきちんと蓄えられていることが大前提。体力だけではなく、心も含めて、「自分を満たすには何が効くか?」を考えてみましょう。

自分を満たす……って、贅沢じゃない?
まわりはがんばってるのに、ちょっと罪悪感……。
――頑張り屋さんこそ、そんな思いを抱くかもしれません。でも、あなたのエネルギー不足でイライラが募ったり、動きや思考が鈍ったりするようでは、本末転倒!みんなに笑顔を向けることができる状態を作るのは、自分だけではなく、周りのためにもなるんですよ。
「充電スイッチ」といっても、ささやかなことでOK。日常でホッとできた瞬間やリフレッシュできた瞬間を思い浮かべてみましょう。
【自分軸手帳部員の記入例】
・ヨガ
・お花を見る
・毎朝6時スタートの自分軸手帳部の部室(音声&カメラオフのZOOM)で、手帳とチャットを楽しむ
・眠いと思ったら10分仮眠
・運動する
②やる気を出して動き始める【行動スイッチ】

やる気のスイッチをONにして、一歩を踏み出すために、あなたはどんなきっかけが必要ですか?
「やらなきゃいけないことをつい後回し……」「重い腰がなかなか上がらなくて自己嫌悪……」というのは、心におもりを抱え続けているようでとてもしんどいもの。時間が溶けるばかりか、迷っているうちに疲弊してしまいます。まずは動き出す、そのためのスイッチを探しましょう。

【自分軸手帳部員の記入例】
・1日、1週間の予定ややることを手帳に書き出し、見通しを立てる(「これをいまやらなきゃ間に合わない」と気づき背中を押される)
・1週間のスケジュールが真っ白な時は、外出や他人との約束を一つ強制的に組み込む(時間が十分にある時の方がダラダラしてしまうから、意図的にメリハリをつける)
③いい感じに動き続けるための【行動のアクセル・ブレーキ】

①~②で上手にエンジンをかけた後は、程よいペースで走ることが大切。
気持ちよく走っている間にゴールインしていた!という時、そこにはどんな条件がそろっていたでしょう?
大切ではない寄り道をしてしまったり、暴走してガス欠を起こしたり、道に迷ったりしてしまうのは、どんな時でしょう?

【自分軸手帳部員の記入例】(アクセルについて)
・取り組むことをSNSで宣言し、進捗を定期的に実況中継する
・「目的・意義」を確認する
・自由度の高い状態で任せてもらう
……と、実はここにお伝えしたい2つのポイントが眠っています。
●Point1|「ブレーキ」を裏返すと「アクセル」になる
ブレーキとアクセルは表裏一体。「ブレーキはたくさん挙げられるけれどアクセルが思い浮かばない」という人は、それを反転させると、アクセルが見つかりやすくなります(アクセル→ブレーキも同様)。
●Point2|あなたの「アクセル」は、誰かの「ブレーキ」になり得る
同じことを任される時、「細かい部分は自由にやらせてほしい」と思っている人もいれば、「細かい部分まで指示が欲しい」と思っている人も。あるいは、「目的・意義を知りたい⇔手順を知りたい」のように、「アクセル・ブレーキ」は人によって真逆になる可能性があるのです。
自分のパターンを把握できれば、「私にはこう伝えてほしい」と説明できると同時に、自分と他人のパターンの違いに気づきすくなるという効果も。他者との関係がスムーズになるきっかけを得やすくなるでしょう。
④いざという時の救急箱!【気持ちのリセットボタン】

予想外のトラブルや、気持ちがシュンとしてしまったとき。ハイテンション……とまではいかずとも、ニュートラルな「いつもの自分」を取り戻すためのリストを作っておきましょう。

不測の事態は、いつどこで巡ってくるかわかりません。リストアップするものは、お金や時間、周囲との調整が不要なものをたくさん揃えておくのがおすすめ。1つだけで十分ではない時も、2つ、3つ……と組み合わせて回復につながることもありますよ。
【自分軸手帳部員の記入例】
・お風呂でエッセイ・マンガを読む
・ちょっとお高めのアイスクリームを食べる
・10秒間目をつぶって深呼吸
・急いで対応せず、とりあえず2時間経つのを待つ
⑤反復横跳びの集合地点【自分軸の種】
ここで、突然登場した「反復横跳び」という言葉のご説明をしましょう。
自分軸手帳では、各ワークやスケジュールページを単体で使うのではなく、「Aのワーク⇔Bのワーク」「ワークページ⇔ウィークリーページ」など、各ページをまたいで行ったり来たりしながら活用することをおすすめしています。これを「反復横跳び」と呼んでいます。

「自分のトリセツ」に設けられた「自分軸の芽」は、それぞれのワークやスケジュールページと反復横跳びしながら見つけた「自分の価値観」を書き留めておく場所。
各ワークページにも様々な問いがありますが、「自分軸の芽」では、各ワークに関連した問いを違った角度から投げかけているので、新たな発見の機会にもなります。

自分の言葉で価値観を表現できるようになると、他人と比較して落ち込むことも、嫉妬することも、振り回されることも減っていくことに気づくはず。他人軸によって生じる迷いが減り、日常に夢中になれるのです。
とはいえ、特に自分軸手帳を使い始めて間もない時期は、一つのワークを終えたからといって「これが自分が大切にしたいことなんだ!」と確信を持てないことも多いもの。焦って埋める必要はありません。

各ワークを終えたタイミングで、この「自分軸の芽」を開いて埋めるもよし。あるいは、上半期や1年の終わりにまとめて記入するのもいい方法です。
自分軸手帳を片手に、自分と向き合う時間と比例して見えてくるものも多いので、問いを頭の片隅に置きながら、芽吹きを待ってみてくださいね。
「自分のトリセツ」を書く&活かすための3つのヒント
「自分のトリセツ」を書き進めるあなたに。多くの人がぶつかりがちな3つのお悩みへのヒントをお伝えしておきます。
【お悩み1】
「充電スイッチ」や「行動スイッチ」などを書き進めると、複数の項目に同じ「スイッチ」が登場してしまいます……。これは問題ないのでしょうか?
もちろん、大丈夫ですよ。
自分軸手帳部員さんの中には、「自分軸手帳部の部員さんとオンラインで交流することが『充電』『行動』『アクセル』『リセット』になる!」という方もいらっしゃいます。「自分に効く!」と感じるのであれば、重複は気にせず書き込んでみましょう。
【お悩み2】
一生懸命考えてはみたのですが、「これで完璧!」と思えなくて……本当に自分に効くトリセツになっているのか自信がもてません。
実は……そもそも、「完璧な一生もののトリセツ」というものは存在しないんです。
人は変わる生き物。年齢・体力・環境・世の中といった変化に加え、成長や自己理解の深まりとともに、考え方や価値観も変化します。それとともに、トリセツも変わっていきます。もし「これぞ私のためのトリセツ!」と満足できるものが出来上がっても、それはその瞬間の自分に対応できるものに過ぎません。
ですから、完全版を目指すよりも、「書き足していく」「アップデートする」というのを前提にすることをおすすめします。
「とりあえず書いてみる→そのトリセツを実践してみる→良いものは残し、しっくりこないものは修正してみる」という実験を繰り返してみるのもいいですね。
【お悩み3】
そこそこ納得できるトリセツができたものの、「日常に活かす」というのがなかなか難しいです。なにかいい方法はありますか?
日常にトリセツを落とし込みたいなら、ウィークリー見開きの右上部に設けられた「習慣化リスト」を活用するのがおすすめです。
各スイッチに挙げたもののうち特に意識したいものを選んでリストアップし、「実践できたか/意識してすごせたか」という観点でチェックを書き込むことで、トリセツ項目を日常的にリマインドするきっかけになりますよ。
ワークに取り組んだ方の気づき
充電スイッチは普段当たり前のようにやっていることが多く、どれが充電につながってるんだ…!?と考え込んでしまい、意外と難しい……。
「このルーティンが崩れると気分が下がった記憶がある!」と思ったものを盛り込んでみるといいかも!
本当はじっくり考えて書きたいけれど、そうすると時間ばかり過ぎて行ってしまう。だったら、今思ったことをとりあえず書いてみる方がいいのかも!
終わりに
「自分のトリセツ」が充実すると、毎日が運任せではなくなり、自分の心地よさやご機嫌を再現できるようになります。さらに、「自分はこうされると嬉しい」「これは苦手だから、こうやって進めたい」と自信をもって健全に思いを伝えやすくなり、周囲との関係も良好になるのはご想像の通り。「トリセツ」をきっかけに、嬉しいサイクルが回ることをきっと実感できるはずです。
まずは一つずつ。自分だけのトリセツをじっくり作り上げて、自分軸の芽に少しずつ触れていきましょう。
自分軸手帳のワークPDFダウンロード
下記から自分軸手帳のワークのPDFをダウンロードいただけます。ガイドを読んでぜひ取り組んでみてください。


