自分軸エピソード

「私はどうしたい?」と聞けるようになったら、毎日の選び方が変わった|ユーザーの自分軸ストーリー

「お昼、何食べたい?」と聞かれて、つい「なんでもいいよ」と答えてしまう。何かを決めるときは、自分の気持ちより先に「みんなはどうするんだろう」が浮かぶ。本当は断りたいのに、断ったあとの相手の顔を想像して、気づけば引き受けている。

毎日ちゃんとがんばっているのに、なぜかいつも少しだけ苦しい。そんな感覚に、心当たりはありませんか?

ひとつひとつは小さなことです。でもそれが毎日続くと、いつの間にか「私はどうしたいの?」が自分でもわからなくなっていきます。

自分軸手帳を使う部員さん(自分軸手帳部というコミュニティメンバー)の中にも、そんな状態から手帳を手に取った方がたくさんいます。ある部員さんは、以前の自分をこう振り返っています。

「みんなはどうするんだろう」「これをしたらどう思われるかな」「迷惑じゃないかな」と、周りのことばかりが気になり「私はどうしたいの?」がどんどん後ろに追いやられていました。(おがゆみさん)

このコラムでは、部員さんがnoteに綴った「他人軸から自分軸へ」の変化をご紹介します。劇的に人生が変わった話ではありません。毎日の小さな選び方が、少しずつ変わっていった話です。

自分軸って、わがままになること?

「自分軸で生きる」と聞くと、「自分勝手になること?」と感じるかもしれません。でも部員さんたちの言葉を読むと、自分軸は「周りを気にしないこと」ではありません。

自分はどう思う?自分はどうしたい?と自分の気持ちを確認しながら、相手の気持ちにも目を向け、そのうえで自分で選ぶ。(えりんちょさん)

相手のことも考える。でも最後に選ぶのは自分。その前に「私はどうしたい?」と一度自分に聞いてみる。自分軸とは、そのひと手間を忘れないことだと言えます。

では、なぜそのひと手間が大事なのでしょう。他人の「正解」で選んだことは、うまくいってもどこか満たされず、うまくいかないとさらに苦しくなります。自分で選んだことなら、結果がどうであれ「自分で選んだ」と納得できます。この小さな納得が積み重なると、毎日の息苦しさが少しずつほどけていきます。

部員さんに起きた、小さな変化

「自分で選べた」ことが、うれしい

おがゆみさんは、以前は手帳を買うことさえ決められなかったそうです。毎朝5時に手帳を開き、「私はどうしたい?」と自分に聞く時間を重ねていくうちに、ある日こんな瞬間が訪れました。

「家庭の都合で先に失礼します」と言って、帰りました。たったそれだけのことです。でも、帰りながら、自分で選べたことが、すごく嬉しかった。

隠していた「かき氷が好き」という趣味も、今は人に話せるようになったそうです。

あきぴぃさんは、いつも「正解」を選ぼうとしていた自分に、手帳を書く中で気づきました。「私って、自分のことを意外と知らなかったんだ」という発見から、選び方が変わっていきます。

「正解だから」ではなく、「私はこれを選びたい」と、自分で選ぶ

半年のあいだに何度も「もうやめよう」と思ったそうです。それでも続けた一年目のリアルな記録は、これから始める人にこそ読んでほしい一本です。

「自分で自分を縛っていた」と気づく

保育士として働きながら子育てをしていたともちんさん。「楽しいはずなのに、なんかつらい」と感じていても、自分の気持ちを聞く発想さえなかったといいます。

  あれ?私、誰かに言われたわけでもないのに、自分で自分を縛ってた?

そこから「お母さんが職業でもいいやん」と思えるようになり、Instagramの名前も「全力おかん」から「全力ゆるゆるおかん」に変えました。誰かと比べそうになったら、「なんでそう思ったんやろう?」と自分に問いかけるのが習慣になったそうです。

えりんちょさんも、以前は「自分で決めて行動することに、どこか罪悪感がありました」と書いています。そこで手帳に、小さなモヤモヤもそのまま書き続けました。すると「私、こういうことを大切にしているのかも」と価値観が見えてきて、思いがけない転職も自分で選べたそうです。

迷っても、人の目を気にしても、誰かに合わせてもいい。その中で、自分の気持ちを確認して、自分で選び直せること。

「やっていいんだ」と自分にOKを出せる

ゆうひさんは、ずっと「自分よりも他人を優先して生きるのが正解」だと思っていました。大切にするものの順番は「夫→母→友達」。そこに自分はいませんでした。手帳で毎日の気分や満足度を記録するようになり、その順番が変わります。

1位がそれまで圏外だった自分になったのです。(中略)やっと息ができるようになった、とも感じます。

親の期待に応える「優等生」だったというグミさんも、劇的に変わったわけではないと書いています。それでも、自分に出せるOKは確かに増えました。

「あ、わたしはこれをやっていいんだ」と思えることが、ずいぶん増えた気がする。

何かを証明しなくてもいい。ただ「私」としてそこにいていい。今はひとりで映画にも行くし、ひとりでカフェでのんびりもできるそうです。

共通しているのはシンプルな習慣

6人がしていたのは、特別なことではありません。手帳に書いて、自分に問いかけて、小さく選ぶ。それをくり返していただけです。

  1. 書く:その日あったことだけでなく、そのときの気持ちやモヤモヤもそのまま書く
  2. 問いかける:「私はどうしたい?」「なんでそう思ったんだろう?」と自分に聞いてみる
  3. 小さく選ぶ:先に帰る、好きなものを話す、ひとりでカフェに行く。そんな小さな選択から試す
  4. 振り返る:選んだあとの気持ちを、また手帳に書く

頭の中だけで「私はどうしたい?」と考えても、つい周りの声にかき消されてしまいます。紙に書くと、自分の本音が目に見える形で残ります。毎日・毎週・毎月と振り返るうちに、「また同じことでモヤモヤしてる」「これをした日は気分がいい」と、自分の傾向も見えてきます。

もうひとつの共通点は、「一人でがんばらなかった」ことです。多くの部員さんが、手帳部の仲間の言葉や存在に支えられて続けられたと書いています。自分軸は、人とのつながりの中でも育っていくものなのかもしれません。

まずは今日、ひとつだけ聞いてみませんか

自分軸で選べるようになるのは、ある日突然ではありません。部員さんたちも、迷ったり、書けない日があったりしながら、自分軸で選ぶ場面を少しずつ増やしてきました。
最初の一歩は、今日の小さな選択をひとつだけ思い出して、「私は本当はどうしたかった?」と書いてみること。自分軸手帳は、その問いかけを毎日続けられるようにつくられています。

6人の部員さんのnoteには、ここで紹介しきれなかったエピソードや、実際の手帳の書き方がたくさん詰まっています。気になる人の話から、ぜひ読んでみてください。

今回ご紹介した部員さんのnote