自分軸手帳を構成する大きな要素のひとつ、それが冒頭に収録されている豊富なワークです。
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- 自分は何が好きで、何が嫌いなのか。
- 何が楽しくて、何がつまらないのか。
- 何が得意で、何が不得意なのか。
これらの質問に対する答えが、自分のモノサシ、つまり自分軸です。
自分軸を保ちながら生きるのは、簡単なことではありません。わたしたちは他人の「こうあるべき(=他人軸)」に振り回されてしまい、「こうありたい(=自分軸)」を見失ってしまうことが多いからです。
まずはワークに取り組んで、自分軸を見つけましょう。ワークは全部で9種類。大きく分けて以下の2つのカテゴリーに分類できます。
Part1
資源を見える化するワーク
- 時間:24時間の棚卸しワーク
- お金:お金の見える化ワーク
- 意志力:引き算のワーク
Part2
自分軸を見つけるワーク
- ありたい姿:足し算のワーク
- 強み・弱み:自分のトリセツ
- リセットボタン:ご機嫌発掘リスト
- 幸せ:感謝のリスト
- 能力・スキル:行動を生む!学びリスト
- ワクワク:わたしの〔 〕リスト
Part1:資源を見える化するワーク
あなた自身を1本の木であると仮定すると、幹に当たるものが「自分軸」です。そして、あなたという木には、すべての行動のもととなる「時間」「お金」「意志力」の3つの資源があります。
まずは、今のあなたが3つの資源をそれぞれどれくらい持っているか、そしてどのように使っているかを把握することから始めましょう。
時間:24時間の棚卸しワーク
1日は誰にでも平等に24時間しかありません。まずは、自分が何にどれくらい時間をかけているかを記録することから始めます。そして、他人軸に振り回されて無駄遣いしている時間を減らし、やりたいことができる時間を増やしていきましょう。
お金:お金の見える化ワーク
生きていくためにも、自分のやりたいことを実現するためにもお金は必要です。まず、自分が今どれくらいのお金を持っていて、何にいくら使っているのかを把握することが大切です。書き出して見える化することで、自分軸でお金と付き合うことができるようになります。
意志力:引き算のワーク
つい見落としてしまいがちな資源が、意志力(気力・思考力)です。意志力は無限に湧いてくるものではありません。
他人軸を基準にしていると意志力が浪費され、やりたいことに使う意志力がなくなってしまいます。このワークでは、今やっていることの中から引き算できることを探し、やめるための方法を書き出します。意志力の無駄遣いをやめると、結果として時間やお金の有効活用にもつながります。
Part2:自分軸を見つけるワーク
- 「何をやっても充実感が得られない」
- 「やることに追われて、日々が何となく過ぎてしまう」
- 「他人がうらやましい」
そう感じている人は、自分軸が弱く、グラグラしている状態です。自分軸は、見つけて認めてあげるだけで輪郭がはっきりし、確かなものになっていきます。
自分軸は常に変化・成長するので、ワークに取り組む時間を定期的に取り、アップデートしていくことが大切です。
ありたい姿:足し算のワーク
やってみたいこと、行きたいところ、ほしいものなど、自分にプラスしたいものを100個書き出すワークです。書いていくうちに、あなたの「ありたい姿」が見えてきます。
強み・弱み:自分のトリセツ
自分の「強み・弱み」、得意なこと・不得意なことを書き出すワークです。取り組むことで、自分をどういう場でどう活かせばいいかが見えてきます。診断ツールの結果を書き留めておくのもおすすめです。
リセットボタン:ご機嫌発掘リスト
気分が落ち込むと、マイナスの思考や感情に振り回されがち。そんなときに、どうしたら気持ちをリセットできるか、自分の機嫌を取れるかを把握しておくためのリストです。
心の「リセットボタン」をいつでも押せる状態にしておくと、心がグラグラせず、いつも穏やかで安定した状態でいられます。
幸せ:感謝のリスト
感謝と幸せには深い関係があるといわれています。何に対して感謝の気持ちを持ったかを記録しておくことで、自分にとっての「幸せ」が見えてきます。
能力・スキル:行動を生む!学びリスト
本を読んだり、講座を受けたりすることで得られた気づきを記録するリストです。学びをそのままにせずに書き留めておくことで、これから身につけたい「能力・スキル」のヒントが見えてきます。
ワクワク:わたしの〔 〕リスト
出かけたい場所、心に残った言葉、読みたい本、行きたい店など、心が「ワクワク」するものを書いていくリストです。自分が何を大切にしているかを知る手掛かりにもなります。